【Blender】MiraToolsのカーブ変形(CurveGuide)でつまづいたメモ
3.0のリリースで盛り上がってる様子のBlenderですが、今更ながらBlenderでは割と古くからの定番アドオンらしいMiratoolsの話です。
このツールの中にある機能で、カーブガイドというのが使いたいなと思って今更ながら入れてみたんだけど、つまづきました。
分かってしまえばシンプルなんだけどすぐ忘れそうなので少し細かめにメモっておくことにします。
一応インストール方法
リンク先のGitHubからダウンロードするんだけなんだけど
単体でパッケージはされてないので、プログラムとかさっぱりわからない俺たちはとりあえず全部入りのZipファイルを落とします。そしてその中にある
mifthtools-master\blender\addons\2.8\mira_tools
これをBlenderのアドオンに入れて有効化すればOKでした。2.8になってたけど2.93でも動いた。よかった。
つまづいたところ
やりたかったのは形状の一部断面を滑らかなカーブを描いた曲面にすること、です。
こういった変形にCurverGuideがいいんじゃないかと思って入れてみたわけです。使い方はざっと調べたところでは
- 変形させたい頂点を選んでMiraToolsタブの「CurveGuide」を押す
- ガイドのカーブが発生する
- カーブの位置を確定(Enter)したら青いガイドポイントを動かして変形させる
という事らしいのでとっても簡単そうということでさっそくそのとおりやってみました。
・・・しかし、なんか思ったように変形してくれない。
確かに変形はしてるんだけど断面がぐにゃぐにゃになってしまいました。
どうやらこのガイド、ビューポートのアングルに合わせて設置されるんですね。
失敗した例ではガイドが斜め方向に設置されてて、それ基準で変形してるからぐにゃってると。
これはこれで面白い事ができそうだけど、自分はZ方向のみ変形させたいのでこれではだめ。
ではビューポートのアングルをきっちりSideビューにしてガイドを作ればよいんだろうということでもう一度やってみました。
今度は変形してくれなくなってしまいました。
いったいこれはどういうことなのか。。
しばらく試行錯誤してわかったことは
・どうやらガイドの基準のライン(ピンク)と変形させるためのガイドポイント(青)が同じ位置にあるとだめっぽい
ということでした。
実際、頂点群の高さを不揃いにしてみると
基準となるガイドライン(ピンク)に対して青いガイドポイントのラインの位置が変わるので、変形ができています。
ではどうしたら最初のイメージに近い変形が行えるかなんだけど、とりあえず基準のラインとガイドポイントに距離ができるように、変形させたい頂点以外の箇所も選択しておくことで一応できました。
これって要はガイドの基準ラインが底面にあるので、底面が変形してないだけなんですけど、まあこんな感じでやればやりたいことはできそうなんでいいかって。
ちなみにガイドの設置時(Enterでの確定前)に、Xキーを何回か押しているんだけど、これはガイドの基準位置を変えているんですね。
キーの挙動としてはXを押すたびに選択された頂点群の一番上、真ん中、一番下、にガイドの基準位置が切り替わるようになっていました。(Z、Yでも同じく)
ちなみに頂点群の真ん中にガイドを配置すると、そこを基準にミラー変形します。
正直なぜこういう挙動なのかよくわからないとこもあるんですけど、きっと色んな事に使えるようにこうなっているんでしょう。
カーブからの押し出しとかプロポーショナル変形とかラティスとか変形は色んな方法があるんでやっぱ使い分けは必要かな~。